記憶力とは
記憶力を辞書で調べると、「物事を覚えておく能力」という意味になります。
記憶(きおく)とは - コトバンク
記憶力(キオクリョク)とは - コトバンク
「憶」は「思い」「覚える」の意。
記憶力の定義
記憶の仕組み・メカニズム
- 脳内には1000億を超える神経細胞(ニューロン)がある。
- 神経細胞にはシナプスという結合(つなぎ目)がある。
- これを介して神経同士が繋がっており、次の神経細胞へ信号を伝える。
- (多くの記憶障害はシナプスの異常によって生じる)
- ある経験・体験・学習をするとその情報が電気信号に変換され神経細胞ネットワークを駆け巡る。
- それぞれの神経細胞が電気信号をやり取りすることで情報を伝え合っている。
- 同じ信号が何度も来ると神経細胞の活動量が増え、シナプスが大きくなったり、新たなシナプスが増えて信号が伝わりやすくなる。
- シナプスとシナプスとの間には小さなすき間がある。
- シナプス間は電気だけではなく「メッセージ物質」が飛び交って情報を伝わっている。
- メッセージ物質は数十から100種類あり電気の伝わり方にバリエーションをつけている。
- ドーパミンというメッセージ物質は「一斉に電気を発生せよ」というメッセージを伝えるので素敵な人を見たりすると脳が活発化する。
- 膨大な数の情報が目や耳などの五感から連鎖的に脳内を駆け巡る。
- あらゆる記憶情報は分子よりも小さな粒子のレベルで入ってきて脳内を駆け巡る。
- あらゆる経験はニューロンの分子に変化を生じさせ、ニューロン同士の接続を再編する(記憶はつねにつくり替えられる)。
- 脳内の細胞やシナプスは「時間を理解」している。
- 1つ1つの分子やシナプスが記憶なのではなく、記憶とはシステムそのもののこと。
- 記憶は海馬で生み出される。
- 神経ネットワークを伝わってやって来た信号は海馬にやってきて記憶に変わる。
- 海馬での記憶は神経衰弱でカードを覚えるような数秒から数分程度しかもたない短期記憶。
- どうでもいい記憶はすぐに忘れてしまう。
- 新たな記憶は海馬の入り口にある歯状回で神経細胞が新しく生まれることで可能となる。
- 海馬はその記憶が重要かどうかを判断し、重要なものは大脳皮質に送られ長期記憶となる。
- 生死に関わる情報(食糧やお金の稼ぎ方、異性、人)や興味のある情報は長期記憶に保存されやすい。
- ホルモンが記憶に文脈・感情を添える。
- 情報の取捨選択を決めるのが、大脳辺縁系の働きによる『情動フィルター』。情動とは喜び、怒り、悲しみといった心の動き。
情報 → 電気信号 → 神経細胞 → シナプス → 神経細胞 → 海馬 → 大脳皮質
記憶の分類
【参考リンク】